新宮事業所

板硝子加工課

当社のエッチング手彫り加工は、熟練された技術者達により、新しい技法を駆使して段彫りを行い、精密な手作り加工の工芸的な作品を作っています。

shingu_ita.jpg

shingu_ita02.jpg

板硝子加工課 花田課長

板硝子の概要

ガラス加工の中でも特に板ガラスの表面加工に優れた技術を持っており、主に建築用装飾向け板ガラスを制作しています。公共施設のホール、高級ブランド店の装飾ガラスとして使用され、ホテルやマンションのエントランスに多く使われています。
最近では、一般住宅のガラス扉や洗面所ミラーなどにもデザインガラスが使われます。
また、小さいものでは結婚式のウエルカムボードや新築や開店のお祝い、手形、足形をデザインした誕生祝などのメモリアルボードも制作しています。

特徴

ガラスの表面をサンドブラストやエッチング(金剛砂で彫り込む)した後、化学処理をしてなめらかさを出します。他社での加工はすりガラス(サンドブラスト加工)のみだけなので汚れが付きやすく落ちにくいというデメリットがありましたが、我社ではブラスト後、化学処理することでそれが改良され仕上がりも透明感のある感じになります。 また、化学処理する事によって割れにくいという特徴もあります。

品質

サンドブラスト加工は自動の為、砂を当てる圧力やガラスを運ぶスピードを毎回調整して、ガラスのサイズ・厚みによって仕上がりにバラつきが無いように調整しています。
薬品は非常にデリケートなため、外気温・湿度・水の温度・薬品の温度により腐食の反応時間が変わってきます。
ガラスの厚み・素材(鏡・強化ガラスなど)によっても薬品の反応が違い、処理の時間も変わるので、季節によって違う仕上がりにならないように毎回気温や時間・サンドブラストの機械の設定を記録して安定した製品を作れるように対策をしています。
注文のほとんどが特注品になりますが、追加にも対応できるようにデータを残し再制作できる体制を取っています。

今後の展望

「表情豊かなガラスを創る」ことをテーマに今後も高度な彫刻技術の開発に取り組んでいきます。
また、ガラス以外の素材、ステンレスや木材などの加工にも挑戦して行きたいと思います。
車両用デザインサンドブラスト加工や、客船用装飾ガラスなども、積極的にチャレンジしようと思います。
これからも時代のニーズに即した技術開発を行いやすらぎや癒しを与えられるような製品作りに努めて行く事が当社の使命だと考えています。

hanada.jpg

member_plate.jpg

薬品製造課

ステンレス綱の特性を充分に発揮させるためには、表面の腐食を無くし復元させることが必要です。そのためには酸洗が重要な役割を担っており、能率性、安全性が求められています。
ステンレス酸洗処理の経験とその関連技術を持つ私たちは、薬剤の製造はもとより、施工法等についても常に研究改良を重ねています。

shingu_yakuhin.jpg

薬品製造課 吉川主任

薬品の概要

ステンレス鋼の酸洗処理は、溶接加工時等に生じるステンレス鋼本来の性能を損ねるヤケやスケールを短時間で効率的に除去し、清浄なステンレス鋼表面を再生し、ステンレス鋼本来の性能を発揮させる目的の製品です。
弊社では3種類のステンレス鋼用酸洗処理用薬品の製造・販売を行っており、塗布用(ハケ塗り)・吹付用(スプレー)・浸漬用(ドブ漬け)タイプを使用目的に応じて使い分けることができます。
また、酸洗処理時の前処理、および後処理用薬品も製造・販売し、充実した酸洗処理が可能です。

特徴

【用途に応じた3種類の酸洗剤】

塗布用
塗料のように伸展性がよく、ハケ塗りに適した粘度を持つゲル状酸洗処理剤です。
浸漬槽が不要なので、大型・重量物・アンカー等で固定され移動が難しいモノなど、浸漬不可能なステンレス構造物に対して有効です。
また、塗布した部分だけに作用するので、部分的な酸洗処理も可能です。
スプレー用
ハケ塗りが困難な部分(高所で危険、形状が複雑)や酸洗処理が広範囲に及ぶ場合に効果的で、塗りムラが出来ず、効率的な作業がスピーディーに行えます。
浸漬用(ドブ漬け)
浸漬槽に漬けるだけで均一に処理でき、小さな物体や複雑な形状、管状物の内部などの酸洗処理に効果的です。水で薄めたり、液温を調整することで、仕上がり具合や処理時間を容易にコントロールできます。

【酸洗処理を補助する薬品】

塗布用
酸洗処理ムラを低減する、ステンレス鋼専用の脱脂洗剤があります。
後処理薬品
酸洗薬品の除去、廃棄処理が行える、アルカリ性中和剤があります。

品質

塗布用(ハケ塗り)は、温度によって粘度が変動するため、仕上がり具合が微妙に変化します。
粘度が低すぎると液ダレが起きやすく、粘度が高すぎるとハケの滑りが悪くなるため、処理ムラが起きやすくなります。
そのため、製造時の様々なデータを収集、情報を整理し、製造時の品質維持に努めています。高いレベルの品質を安定して供給することを日々心掛けています。

今後の展望

現在、オーステナイト系ステンレス鋼用酸洗処理剤を製造・販売していますが、ステンレス鋼は、そのほかにも用途に応じてさまざまな種類が存在しています。
現行製品に関しては、品質安定化や長期保存性などを目的とした改良を推進し、近い将来には、多様なステンレス鋼に対応した酸洗処理剤の開発にも着手致します。
また、アルミやチタンなど異種金属用の酸洗剤にも挑戦します。新製品技術開発・薬品製造課品質保証担当部門を設置したことで、今後も様々な用途や材質に対応し、常にお客様にご満足いただける商品を提供できるよう努めます。

yoshikawa.jpg

member_yakuhin.jpg

電子硝子加工課

顧客ニーズに対応した硝子基盤のパターン掘込加工や表面加工。

当部門は、2008年5月にダイワテック株式会社から株式会社クライミングへ出向し、事業活動を行っています。
主に、携帯電話、車載用有機ELキャップガラスのエッチング加工や新幹線照明用低反射ガラス加工を手掛け、量産対応としての加工実績があります。
ISO9001、14001認証取得した株式会社クライミングのISO管理手法に準じて作業を展開しています。

shingu_denshi.jpg

shingu_denshi02.jpg

工業ガラス 渡辺主任

事業の概要

電子硝子加工課では主に2つの事業があります。1つはキャップガラスの製造です。液晶パネルの部品の1つで、パネルの核となる液晶層を挟み、封止するためのガラスをエッチングにより、掘り込み加工を行っています。これらの製品は車載用をはじめ、様々な機器に使用されています。近年ではEL照明部品の製造にも取り組んでいます。
もう1つは研究用に使われるガラス体積計やステンレス製品の洗浄処理です。
特にガラス体積計は計量対象の液を入れた場合に、その内壁からわずかにアルカリ分が溶出することがあります。その対象の厳密な分析を可能にするため、ガラス成形後の体積計を洗浄し溶出を防止します。

特徴

キャップガラスは国内向けが多いことから、海外メーカに比べ短納期、小ロットでの製造が可能です。
また、独自開発のエッチング液により製品の加工面と非加工面の境目をシャープに仕上げることができます。

品質

キャップガラスについては、特に掘り込み深さに注力しています。 お客様の寸法に関するご要望がミクロン単位であることが多いのですが、誤って深さがオーバーしてしまうとガラスが薄くなり強度不足が起こります。逆に深さがショートしてしまえば液晶層の封止スペース不足が起こります。寸法に過不足のない製造を心がけています。

今後の展望

前述のとおり電子硝子加工課ではエッチング液を独自開発し管理運用しております。そのノウハウを活かし、ガラスの洗浄や表面加工に展開していきます。

watanabe.jpg

member_denshi.jpg